2020年のデビュー以来、日本だけでなく世界中でファンを獲得している藤井風さん。
絶対音感を伴った魅力的なピアノは最大の武器であるのはもちろん、流暢な英語も藤井風さんが世界中のファンにアプローチできている理由ですよね。
驚くのは、そのピアノや絶対音感、英語を教えたのは藤井風さんの父親だということ。
「藤井風の父親って何者なの!?」と気になりますよね。
この記事では藤井風さんの父親の出身地や学歴、藤井風さんに素晴らしい人間性・音楽性を授けた独特な教育法を紹介します。
- 藤井風の父親 現在と若い頃の写真
- 藤井風の父親 生い立ちや学歴
- 藤井風の父親 喫茶店「ミッチャム」の開店理由
- 藤井風の父親 息子への音楽・語学の教育法
藤井風の父親は何者?どんな人なの?
藤井風さんの父親はInstagramやfacebookに度々登場しており、藤井風さんにとって欠かせない存在であることがうかがえます。
藤井風の父親は三男:通称「おとん」
藤井風の父親の名前は三男(みつお)さん。藤井風さんからの通称は「おとん」。
常にひょうきんな表情で写真に映る藤井風さんの父親は、ファンの方々から「おとん様」と呼ばれて親しまれています。
現在は71歳(2024年5月現在)で、2022年10月に藤井風さんがお父様の誕生日を祝うInstagramを投稿しました。
何度見ても父息子似てるわ~!彫りの深さがソックリ!
藤井風の父親 現在の写真
藤井風さんは家族を本当に大切にする人で、関西地方でライブがあった際や正月など、地元岡山県に帰った際には家族と会っているようで、その様子をSNSでシェアしてくれています。
サービス精神旺盛の三男さんなので、藤井風さんのInstagramやFacebookの登場回数は他の家族と比べても最多。
2024年の正月に帰省した際の様子もfacebookでシェアしてくれています。
めちゃくちゃ良い写真!
藤井風の父親 若い頃の写真
先程の誕生日の時の写真に加えて、藤井風さんの父親・三男さんの若い時の写真は他にも沢山投稿されています。
これは、藤井風さんが2歳の時にインドに旅行に行った時の家族写真です。
若い時の父親・三男さんが本当に藤井風さんソックリでイケメンなのはもちろん、藤井風さんの母親も美しい方ですよね。
この写真を見ると、意外と風くんはお母さんにも似てる?
また、藤井風さんがinstagramストーリーに掲載していたもっと若い頃の父親・三男さんの写真(独身時代?)
三男さん、ブルーノマーズみがある!(笑)
▼この写真で父親・三男さんがかけているサングラスについての親子秘話も。こちらの記事で紹介しています。
>>藤井風の兄弟姉は全員美形!家族写真や両親の現在の様子などSNSから紹介!
藤井風の父親の生い立ち・学歴
藤井風さんは、父親・三男さんからピアノなどの楽器や英語を教わり、絶対音感を身に着けるレッスンを日々行っていたといいます。
こう聞くと、何でもできる・教えられるスーパーマンのような印象を受ける藤井風さんの父親・三男さん。
どのような半生を送ってこられたのでしょうか。
出身地は岡山県笠岡市
藤井風さんの父親の同級生という方が「当時は笠岡市笠岡に住んでいた」と記載していることから、父親・三男さんの出身地は岡山県笠岡市だと思われます。
笠岡市は岡山県の南西部、広島県福山市と岡山県倉敷市の間に位置し、笠岡市笠岡駅は、藤井風さんが生まれ育った里庄町の最寄り「里庄」駅から1駅4分で到着する隣町です。
中学校時代は吹奏楽部?
とあるYoutubeのコメント欄に、藤井風さんの父親・三男さんと中学・高校・大学時代に一緒に通っていた方の投稿がありました。
- 最初はトランペットを吹いていた
- ジャズを好んでいた
- 何らかの理由でトランペットを泣きながら断念した
- 色々な楽器を試した末に、中学3年生でフルートに変わった
- アメリカのジャズ・フルート奏者「ハービーマン」が好きで「サマータイム」を良く練習していた
- 日芸の演劇学科に進学した後もフルートを続けていた
- 藤井風の兄姉も全員絶対音感を持っている
藤井風さんの父親・三男さんが実際に学生時代に打ち込んでいたのは「トランペット」と「フルート」だったんですね。
藤井風さんの兄・姉も全員絶対音感を持っているというのも、恐らく父親・三男さんが身に付けさせたものなのだと思います。
藤井風さんだけでなく、子供達4人全員に熱心に音楽教育をしていたということが分かりますね。
子供全員に絶対音感を授けるなんて本当にすごいわ!
出身大学は日本大学芸術学部 演劇学科という情報
上記の藤井風さんの父親・三男さんの学生時代を知る方のコメントに、
「父親・三男さんは日本大学芸術学部の演劇学科出身」
という記載があります。
【日本大学 藝術学部】
演劇学科の偏差値は52.5~55.0
現在71歳の藤井風さんの父親・三男さんが日本大学芸術学部演劇学科に在籍していたと仮定すると、約50年前、つまり1970年代に学生だったことになります。
演劇学科が増設されたのは1950年とのことですが、当時の日藝は現在のように多様なコースや専攻が整備される以前の段階で、教育内容やカリキュラムも今とは異なっていた可能性が高いです。
同大学出身には、下記の有名人がいます。
- 高橋英樹(俳優)
- 市川團十郎(歌舞伎俳優)
- 三谷幸喜(脚本家)
- 爆笑問題の2人(お笑い芸人)
藤井風の演技力は父親譲り!?
実家から配信していたYoutube動画を始め、過去から現在にかけて音源・映像・画像の数々の作品を作り上げてきた藤井風さん。
その表現力に対して「近年稀にみる憑依型の演技力」と評判が高いのは知られているところ。
映画のために書き下ろした「満ちてゆく」のMVでは、今までの”音楽の世界観をアーティストの表現で伝えるMV”とは一線を画した「母親の面影を追い求めて生きた、ある男性の生涯」(と解釈しました)を演技で表現しきっていました。
まるで短編映画のようで、思わず見入ってしまいましたが、藤井風さんの高い表現力は父親・三男さん譲りなのかもしれませんね。
こんなに荒ぶる藤井風初めてみた!
お酒飲まないのに酔いつぶれ演技上手い!
藤井風の父親が喫茶店「ミッチャム」を開店
先述した藤井風さんの父親の同級生という方が「(三男さんと)20代の頃同じ会社に勤めていた」と記載していたので、故郷に戻った藤井風さんの父親・三男さんは、地元岡山県笠岡市周辺で就職したのだと推測されます。
その後、会社を辞めて岡山県里庄町にて自宅兼喫茶店の「未茶夢(ミッチャム)」をオープンしました。
近所の方の話だと、オープン時期は40年程前だとのこと。
1980年前半なら、藤井風さんの兄である長男・空さんが生まれる前にはお店を開店していたのかもしれませんね。
長年愛され続けてきた老舗であることが読み取れます。
この店名の由来としては、お父様の名前である三男(みつお)から「みっちゃん」と呼ばれていたことが関係しているのではないかと推測されています。
和を感じさせるレトロな外観と内装、昔ながらの喫茶店の雰囲気を醸し出すメニュー、そしてジャズや歌謡曲を愛するご両親のセンスで、ジャンル・新旧洋邦問わず様々な音楽が店内に流れ、懐かしい音楽に耳を傾けられると評判のお店でした。
喫茶店「ミッチャム」を開店した理由
もともとミュージシャンを目指していた藤井風さんの父親・三男さんは、将来的にお店で演奏もできることを見据えて、「音楽活動の拠点」としての役割もゆくゆくは機能させたいと思いながら、喫茶店を経営されていたそうです。
しかし、子供が生まれてからは余裕がなくなり、その夢を子供たちに受け継がせたのではないかと藤井風さん自身が語っています。
父親・三男さんは、自分がトランペット奏者になりたかったけど断念せざるを得なかったという思いを長男の空さん(現在ピアノやエレクトーン、トランペット奏者として活躍中)に託し、自らが様々な楽器に挑戦した経験を生かして子供たちに音楽や表現の楽しさを伝えていったのだろうと想像しますね。
音楽一家が作られていった過程と藤井風さんの父親・三男さんの経歴を知ることができて、疑問が解消されました!
兄弟2人ともプロのミュージシャンになっているという点だけでもすごいこと!
藤井風さんの兄・空さんについては、下記の記事でも紹介しています。
>>藤井風の兄弟姉は全員美形!家族写真や両親の現在の様子などSNSから紹介!
藤井風の父親は真面目な性格で教育熱心
藤井風さんの父親・三男さんの性格は、真面目で教育熱心。
「上京するまで横にはずっとおとんがいた」
「全ては父親から教わった」
「先生みたいな人」
と藤井風さんが語るほど、常に息子を気にかけて様々な事を授けた、全てにおいて藤井風さんの原点となる人物。
父親から何かを聞けば、その10倍の知識が返ってくるほど音楽だけでなく、人との関わり方や精神性など、あらゆることを息子のそばで教えていたそうです。
その父親・三男さんの真面目さや熱意に対して、
- 真面目が行き過ぎて堅苦しくなってしまう部分もあった
- すごい愛が強い人だけど、それを愛と気づけず鬱陶しいと感じた事もあった
- たまに嫌いになる時があった(笑)
と藤井風さんは笑いを交えながら答えていました。
藤井風に楽器・英語・絶対音感を教えた父親は、実はピアノが弾けなかった
藤井風さんは、ジャンル・新旧洋邦問わず様々な音楽が店内に流れる喫茶店「ミッチャム」を経営する両親のもとに生まれ、音楽に囲まれた環境で育ちました。
幼い頃からいつも父親・三男さんの膝の上に乗せてもらって、一緒にピアノ、トランペット、サックス、ギターなどの楽器や英語、絶対音感を身に着けるレッスンを日常的に行っていたということ。
絶対音感を身に着ける訓練も「ゲーム感覚で楽しめていので苦痛ではなかった」と話していた藤井風さん。
耳コピを通じてあらゆるジャンルの音楽を「吸収してアウトプット」する過程を繰り返し、どんどん自分のものにしていった結果、今の天才的な才能が確立されました。
間違いなく父親・三男さんの教育があったからこそだと言えますね。
驚くのが、藤井風さんの父親・三男さんはピアノが弾けなかったという点。藤井風さんは3歳から中学2年生まで、週に1回外部のピアノ教室にレッスンには通っていたそうです。
元々音楽が大好きでミュージシャン志望だったという父親・三男さんなので、音楽に対する知識はあったと思います。自宅での練習に常に付き合って教えてもらっていたという意味なのでしょうが、それも熱意がないとできないことですよね。
自分も親になった今、根気よく子供達に音楽・語学の英才教育を続けられるのがすごいと思ってしまう!
藤井風にYoutube配信をさせたのも父親
「これからはYouTubeの時代だ」と息子たちをYouTube動画配信へと導いたというエピソードはファンの中では非常に有名ですが、当時50代だった方の発言と考えるととても驚きますよね。
しかも、藤井風さんの父親・三男さんはいまだに携帯を持っていないほど非デジタルな生活を送っているというので、更に驚きましたが、表現者として培った先を見据えた視点での感覚だったのかなと、父親・三男さんの経歴を知った今なら納得できるような気もします。
また、父親のYouTube発言について、藤井風さんは次のように語っています。
- 兄がパソコンに詳しい人でいち早くYoutubeを家に持ち込み、それで父親はYoutubeの存在を知った
- 父親は直観力がすごい人
- 父親本人もよく『わしの直感は大体当たる』と言っている
- 自分も父親を見ていてそう思う
藤井風さんの父親・三男さんは、信心深くスピリチュアルな精神性も持ち合わせているので、目に見えないエネルギーや言葉では表現できない何かを感じ取れる研ぎ澄まされた感性やセンスを持った方なのかもしれません。
藤井風の両親は「ミッチャム」から引越し 現在は?
藤井風さんのご両親は、一時期里庄町にある自宅兼喫茶店「ミッチャム」で生活されていましたが、新型コロナウイルスの影響やお母様の健康上の理由などから、2021年に喫茶店は閉店することになりました。
現在は別の場所で暮らされているようです。
藤井風さんの知名度が上がるにつれ、YouTubeの撮影スポットでもあり、藤井風さんの生誕の地でもある実家の喫茶店「ミッチャム」が聖地のようになり、ファンが訪れるようになったことも閉店に関係しているのではないかと推測されます。
過去には、ミッチャムを訪れた藤井風さんのファンが、偶然にもミッチャムに立ち寄っていたご両親と出会うこともあったそうですが、気さくに対応してくださり、「できればこの場所を守っていきたいんだけど」というような話をされていたという情報もSNSにはありました。
藤井風 父親の出身大学や若い頃の両親写真|息子に楽器と英語を教えた父は何者?まとめ
藤井風さんの父親・三男さんは、音楽を愛し、子供達も音楽に囲まれた環境で子育てをした熱意と愛に溢れた父親でした。
日芸で演劇を学び、その表現力は息子である藤井風さんにも遺伝しているのかもしれませんね。
全てにおいて藤井風さんの原点となる人物でした。
藤井風さんの半生については、MUSICA 2022年5月号に詳しく書かれています。
「藤井風 完全読本」だけあって、これまで詳細に語られなかった藤井風さんの生い立ちや2ndアルバムまで内容が書かれています。
藤井風さんの父親・三男さんについても、沢山語っています。
筆者は発売直後に雑誌版を購入しましたが、今はプレミアがついてしまって4000円近くするので、電子版をオススメします。
ただ、雑誌版も電子版も、文字が本当に小さくて読みにくいので読了するには相当な気合が必要です。
それを差し引いても、藤井風さんに興味を持った方は是非購入してみて欲しい1冊です。電子版はAmazonなどで購入可能です。