NewJeansの日本初のファンミーティング@東京ドーム公演で、メンバーのハニさんが歌った松田聖子の名曲「青い珊瑚礁」カバーが日韓両国で反響を呼び、大きな話題を呼んでいます。
「松田聖子の青い珊瑚礁」という予想外の選曲はなぜ、どのような理由で行われたのでしょうか。
また、この名曲がファンを魅了した理由を、NewJeansのプロデューサーであり所属事務所ADORの代表であるミン・ヒジンさんが語りました。
その戦略秘話や、ファンのみならずを虜にした「歌詞の破壊力」など、詳しくまとめて紹介していきます。
- NewJeansハニのソロカバー曲に「青い珊瑚礁」を選曲した理由
- NewJeansハニのソロカバー曲「青い珊瑚礁」が大バスりした理由の考察
NewJeansハニ「青い珊瑚礁」をカバーした理由はなぜか?
NewJeansハニさんのカバーに「青い珊瑚礁」を選んだのはどんな理由があったのか。
まずはその理由についてみていきましょう。
「青い珊瑚礁」は“予想外のカタルシス”を狙った選曲
ミン・ヒジンさんは、日本での初の「ショーケース型ファンミーティング」で確実な印象を残すため、あえて予想外の選曲を行いました。
「同時代のチームでは見られない雰囲気を演出すれば面白い」という発想から、昭和の名曲「青い珊瑚礁」にたどり着いたのです。
ミン・ヒジンさんは「私はサプライズイベントが大好きなんです」と語っており、9万1000人を超える観客の前で予想外の曲を披露することで得られる“カタルシス”を狙ったと戦略を明かしました。
実際、公演中には「昭和の伝説のアイドル」松田聖子さんの全盛期を彷彿とさせる一体感で、会場は熱狂の渦に包まれました。
その熱狂ぶりに、サプライズを仕掛けたミン・ヒジンさん自身も、
「かなりの反響があることは予想していたが、現場で全盛期の頃の掛け声まで飛び出した時には本当に驚かされた」
と話していました。
そもそも聖子ちゃん世代のにゅじおじもいたと思うけど、2日目参加バニーズは頑張って掛け声覚えてきたんだろうなと思える一体感だった!
NewJeansハニのイメージと「青い珊瑚礁」の絶妙なマッチング
ミン・ヒジンさんは「ハニのイメージと青い珊瑚礁が本当によく似合う」と感じていました。
ハニさんの清純で爽やかなイメージが、夏の海辺を連想させる「青い珊瑚礁」の世界観と見事に調和したと感じる人が多かった印象です。
実際に、公演を観た多くの人々がハニさんと「青い珊瑚礁」のイメージの相性の良さに驚きの声を上げています。
歌声やキャラクターの親和性もそうだけど、手や指の動き1つ1つが可憐で美しくて、「魅せる」ことへのプロ意識の高かった昭和アイドルを体現していたと思う!
新旧世代をつなぐ架け橋
他のメンバーのソロ曲選択とのバランスを考慮し、日本の新旧世代双方にアピールできる選曲だと判断したことも理由の1つと話すミン・ヒジンさん。
NewJeansの他のメンバーも、
- ミンジ:バウンディ「踊り子」
- へイン:竹内まりや「プラスチックラブ」
など、日本の人気曲をカバーしており、幅広い年代の日本のファンを魅了しています。
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NewJeansハニ「青い珊瑚礁」が人々を魅了した理由
ここからは、NewJeansハニさんの「青い珊瑚礁」が人々を魅了した理由を分析していきましょう。
ビジュアル面での工夫
NewJeansハニさんは、松田聖子さんの全盛期のスタイルを彷彿とさせる短髪のかつらやAラインスカート、ビーチを思わせるマリンストライプTシャツを着用しました。
しかし、ミン・ヒジンさんは、
「単純に同じように再現することに焦点を置かず、松田聖子の象徴的な特徴を反映するが、ハニに似合うスタイルで再解釈することに重点を置いた」
と語っています。
このアプローチは、NewJeansのコンセプトでもある、ノスタルジアを刺激する「ニュートロ(NewとRetro)」の感性を持つミンヒジンさんのお家芸と言っても過言ではない手法。
オリジナルへの敬意を表しつつも、NewJeansハニさんならではの新鮮さを演出することに成功しました。
ハニの圧倒的な才能
「青い珊瑚礁」は日本国内でも歌うのが難しいとされる曲です。
松田聖子さんのクリアで爽やかな歌声や、夏の情景や恋心を軽快に描いた曲の雰囲気を微妙に保つバランス感が求められます。
また、日本国内で「昭和の伝説のアイドル」として松田聖子さんの存在が大きすぎて、カバーとなるとやはりどうしても霞んでしまうというのが今までの常でした。
しかし、NewJeansハニさんは、外国人にも関わらずこの技術的にも心理的にも難しい曲を見事に歌いこなしたことに、大きな評価を得ました。
ミンヒジンさんも「ハニは天上に生まれたアーティストだと思いました」と絶賛しています。
逆に、外国人だから気負いなく再解釈できたとも言えるけど、本当に素敵な「青い珊瑚礁」だった!
文化的尊重と新鮮さの融合
ミン・ヒジンさんは、「公演する国の文化を尊重しつつ、既存のものとは異なる新鮮さを提供することを目指した」と言います。
このNewJeansハニさんの「青い珊瑚礁」カバーは、まさにその理念を体現したものと言えるでしょう。
日本の音楽文化への敬意を表しながら、NewJeansならではの解釈と表現を加えることで、独自の魅力を生み出すことに成功しました。
また、NewJeansデビュー時にも散々話題になりましたが、ミンヒジン氏は、90年代~2000年代の欧米や日本のカルチャー、日本のグループ「SPEED」や「宇多田ヒカル」さん、雑誌「オリーブ」や岩井俊二の映像作品などから影響を受けていると思われるものが多いです。
その岩井俊二監督の映画「ラブレター」は、韓国でも有名な日本映画なのですが、その劇中に登場人物たちが松田聖子の「青い珊瑚礁」を何度も歌うシーンがあります。
40代以上の韓国の人々には少なからず馴染みのある日本の楽曲「青い珊瑚礁」ですが、現在の若い人には新鮮に感じられる。
この点からも、常にNewJeansコンセプトから感じる、ミン・ヒジンさんの背景やルーツから紡ぎ出された「文化的尊重と新鮮さの融合」が感じられますね。
青い珊瑚礁の歌詞「あなたが好き」の破壊力
何といっても、NewJeansハニさんの「青い珊瑚礁」カバーの最大の魅力は「あなたが好き」という歌詞の破壊力です。
恐らく、現役の全盛期の聖子ちゃんファンも、毎回この「あなたが好き」の歌詞でヤラれていたんだろうなと想像できる破壊力を持っていますよね。
元々この「青い珊瑚礁」が持つ可憐さや、初恋の漠然とした感情を掻き立てられる甘酸っぱさなどが、魅力的なアイドルと掛け合わされるとこんなにも破壊力を持つのかと、改めて驚かされたカバーでした。
NewJeansのワールドツアーを来年に計画中
今回のカバーの成功は、NewJeansのグローバルな人気を更に押し上げる要因となりそうです。
ミン・ヒジンさんは、東京ドームでのファンミーティングについて、「公演会場に来られなかったすべての方々にも、今まで見られなかった新鮮さを届けようと思っていたので実現して嬉しい」と確かな手ごたえを感じているよう。
「来年を目標に準備中のワールドツアーでも各国、都市など空間にふさわしい特別な舞台を企画中」と語っており、NewJeansの今後の活動にますます注目が集まっています。
まさかのここでワールドツアー情報解禁!めっちゃ楽しみ!
【参考記事】
ミン・ヒジン代表が直接明らかにしたハニの「青いサンゴ礁」熱風秘訣は… 「予想外のカタルシス」※韓国のサイト
NewJeansハニ「青い珊瑚礁」カバーはなぜ?ミンヒジンが語る戦略秘話と歌詞の破壊力 まとめ
彼らの音楽性と文化を超えた魅力が、世界中のファンの心をつかむ鍵となるでしょう。
NewJeansハニさんの「青い珊瑚礁」カバーは、その可能性を示す素晴らしい一歩となりました。
NewJeansが今後どのような驚きと感動を世界中にもたらすのか、大きな期待が寄せられています。