「BUMP OF CHICKENのファンは怖い」という話をよく耳にしますが、本当にそうなのでしょうか。
調べてみると、愛が強すぎるゆえの、熱狂的な行動が招いていると思える理由も散見されました。
しかし、そのような行動は、何もBUMP OF CHICKENのファンだけではありません。
どうして、そのような話が出てきてしまうのでしょうか。
この記事では、「BUMP OF CHICKENのファンは怖い」と言われるBUMP OF CHICKENとファンを取り巻く様々な状況について詳しく解説していきます。
「BUMP OF CHICKENファンが怖い」と言われる理由は?
BUMP OF CHICKEN(バンプオブチキン)のファンが「怖い」と言われる理由について、詳しく見ていきましょう。
バンプファンは信者のように崇拝する人が目立つ
バンプのファンの中には、バンドを熱烈に崇拝する人々が目立ちます。
この熱狂的な姿勢が、時として周囲に不安や違和感を与えることがあるのです。
具体的には、
- バンドメンバーを神格化する発言
- BUMP OF CHICKENの全ての言動や、プロモーション戦略を全肯定する姿勢
- バンプの音楽以外を見下す態度
などがあります。
アーティストへの健全な応援・支持と、過度な崇拝な神格化の線引きは難しいものですし、どのアーティストでも「好きすぎるが故」に、このような言動をしている方は少なからずいます。
しかし、バンプファンには、その人数が多い、またはSNSなどで悪目立ちしている人が多いのかもしれません。
バンプファンは否定的意見を許さない人も一定数いる
BUMP OF CHICKENに対する批判や否定的な意見に対して、過剰に反応するファンも存在します。
先程ご説明したように、好きなアーティストを神格化して崇拝してしまう気持ちや態度はどのファンにもあることだと思いますが、バンプファンは、その他の姿勢での応援を一切許さないような態度を表明する人が一定数います。
30年近く活動していたら、アーティストもファンも変わっていくのは当然です。
その中で、アーティストの作品や方向性、プロモーションに違和感を持つ人やタイミングもあるでしょう。
BUMP OF CHICKENに対する「自分はこう思う」というSNSでの否定的な意見に対して、
「嫌なら聴くな」
「嫌なら買うな」
「与えられたものを有難く受け取れ」
「感謝が足りない、何様だ」
「思ってても言うな」
「メンバーが見ていたら悲しむ」
「黙って去れ」
というような、否定的意見をねじ伏せるような熱狂的ファンの態度が、バンプファンが「怖い」と言われる大きな一因となっているのは事実のようです。
音楽の好みや価値観、考え方は人それぞれ。
一部の熱狂的なバンプファンにとっては、運営側も参考になるような建設的なファンの1意見だったとしても、BUMP OF CHICKENそのものやメンバーが否定された気がして、どうしても許せないのかもしれませんね。
しかし、バンプファンが全てそうではなく、様々なスタンスで応援されている方も多くいます。
また、パンプだけではなく、どのアーティストにも否定的意見を許さないファンはいます。
どの界隈にもある「一部のファンが悪目立ちしているだけ」という状況だと思われます。
バンプファンは一部の人がマナーを守らない
ライブ会場やイベントでのマナーの悪さも、バンプファンが怖いと言われる理由の一つです。
一部のファンによる以下のような行為が問題視されています。
- ライブ会場でのゴミのポイ捨て
- 会場周辺での騒音や迷惑行為
- 新規ファンに対する排他的な態度
- フェスなどでバンプ以外の時間に非常識な態度を取る
一方、規制退場をしっかり守るなど、公演によっては「バンプファンはマナーが良い」と絶賛されている事も多々あります。
このことからも、マナーが悪いファンは一部だと推測されるのですが、非常識な行動をすると、例えその数が少なくても目立つので強く印象づいてしまいます。
アーティストにとっても、他のファンにとっても迷惑なものですよね。
ファンはアーティストの鏡と言われているので、常識的な行動を心がけたいものです。
なぜ、BUMP OF CHICKENファンはこれだけ熱狂的になってしまうのか?
BUMP OF CHICKENのファンがここまで熱狂的になる理由には、いくつかの要因があります。
歌詞の世界観に共感できる
BUMP OF CHICKENのボーカル藤原基央さんが紡ぎ出す音楽、特に繊細な歌詞の世界観は、聴く人の心に強く響きます。
かつて若者だった30代~40代が現役で青春時代だった頃、ビジュアル系の人気が収束し始めた頃に突如として現れたBUMP OF CHICKEN。
思春期独特の自分が何者でもない息苦しさや苦悩、切なさや儚さなど、言語化できない感情をしっかり理解してくれるような曲たちに、共感・感動するとと共に「救われた」と感じる人も多いと思います。
30年の月日が流れても、BUMP OF CHICKENが持つノスタルジックで瑞々しく、胸をギュッと掴まれるような音楽の世界観は健在で、現在進行形で青春時代を送っている今の若者の心も捉えて、幅広いファン層がいるのも特徴です。
その「BUMP OF CHICKEN」でしか得ることができない感情や多幸感、「分かってくれている」という共感性が、熱狂的な支持につながっているのかもしれません。
バンドの誠実な姿勢に惹かれる
BUMP OF CHICKENは、音楽活動において非常に誠実な姿勢を貫いています。
具体的には以下のような点が挙げられます。
- 商業的な成功よりも音楽性を重視
- ファンを大切にする姿勢(ライブでのMCなど)
- メディア露出を控えめにし、音楽で語る態度
このような姿勢が、ファンの信頼と尊敬を集めているのです。
バンドへの信頼が深まるほど、ファンの熱量も高まっていく部分もあると思われます。
最近は一部でBUMP OF CHICKEN(バンプ)ファンが離れている
近年、一部のファンがBUMP OF CHICKENから離れているという現象が見られます。
その理由について、詳しく見ていきましょう。
BUMP OF CHICKEN(バンプ)の変化についていけない
バンプの音楽性や活動スタイルの変化に、ついていけなくなったファンもいるようです。
アルバムのストーリー性の低下
近年のアルバムでは、過去の作品に比べてストーリー性や一貫したテーマ性が薄れています。
例えば、2024年9月に発売される最新アルバム『Iris』に対しては、ファンから以下のような不満が挙がっています。
- 既発曲が多く含まれている
→タイアップ曲が大半 - アルバム全体を通したコンセプトが不明確
→ストーリー性がない
過去のアルバムのような作品性の高さを期待していたファンにとっては、物足りなさを感じる結果となったのかもしれません。
しかし、これは昨今の主流となったデジタル配信により、アルバムもシャッフル再生されることが多くなったことから、アルバム1曲目から聴いてストーリー性を打ち出す必要性が薄くなったということもあると思います。
また、CDが売れない時代に、ビジネス戦略的にタイアップを重要視するのは必然の流れ。
致し方ない部分はあるにしても、ファンとしては悲しさや寂しさから「昔の方が良かった」という気持ちになってしまうのも、理解できる気がします。
メディアに出るようになった、ファンクラブが出来た
かつてテレビ出演を極端に控えていたBUMP OF CHICKENが、メディアに露出するようになりました。
また、かねてから「ファンを区別したくないからファンクラブは作らない」という旨の発言していましたが、2023年にファンクラブも発足しました。
長年のファンにとっては、このような変化が受け入れがたかったのかもしれません。
BUMP OF CHICKEN(バンプ)の周囲のファンについていけない
新しいファン層の増加や、一部ファンの過激な行動に違和感を覚える人もいるようです。
前項で説明したような熱狂的なファンの意見封殺や、ライブでのマナーの悪さなど、音楽を純粋に楽しみたいファンにとっては、このような状況がストレスとなってしまうのでしょうね。
音楽自体は聴いていても、ひっそりとSNSなどの応援の場からは身を引いている人も多いと思います。
これも、ファンダムの人数が多くなってくるとどの界隈にもある現象ですよね。
BUMP OF CHICKEN(バンプ)の不祥事
2020年に起きたメンバーの不倫騒動も、ファンが離れる一因となりました。
ベーシストの直井由文さんの不倫が報じられ、以下のような影響がありました。
- 一時的な活動休止
- ファンの信頼の低下
- バンドのイメージダウン
長年清廉潔白なイメージで支持されてきたバンドだけに、ファンにはショックでしたよね。
今も変わらず応援しているファンの中でも、この件がしこりのように残っている方も多いようです。
「BUMP OF CHICKENのファンが怖い」と言われるのはなぜ?熱狂的な行動が問題? まとめ
BUMP OF CHICKENのファンが「怖い」と言われる背景には、一部ファンの過激な行動や態度があります。
しかし、それはごく一部の人々によるものであり、多くのファンは繊細で温和、思慮深く気持ちの良い人たちです。
バンプの音楽が持つ深い魅力は、多くのリスナーの心を動かし続けています。
一方で、バンドの変化や不祥事などにより、一部でファン離れも起きています。
アーティストもファンも人間ですし、変わっていくもの。
BUMP OF CHICKENに限らず、アーティストを応援する際は、他者への配慮を忘れず、音楽を純粋に楽しむ姿勢が大切ですね。
これからも、BUMP OF CHICKENとファンの関係性がより良いものになっていくことを期待したいです。