SUPER EIGHT/スーパーエイト(旧:関ジャニエイト)の「超アリーナツアー2024」の初日が2024年8月9日に愛知で開催されていましたが、そのライブ終盤のステージ上に女性が乱入するという事件が発生しました。
このご時世、ライブのステージに乱入というにわかに信じられない事件に、SNSには「マジ怖い」「警備どうなってんの」「誰もケガしなくて良かった」「何があった?」など多くの声が挙がっています。
一体、ライブ会場で何が起こっていたのでしょうか。
また、スーパーエイトメンバーの過去トラブルや、スーパーエイトが所属するSTARTO ENTERTAINMENT社(旧ジャニーズ)の他タレント公演でも、今年に入ってステージ乱入事件が相次いでいます。
この記事では、女性がステージに乱入するまでの経緯や、なぜステージ上に上がれてしまったのか、導線や警備について、また直近で起きた類似のステージ乱入事件について、詳しく調べてまとめてみました。
スーパーエイトライブでのステージ乱入事件の詳細
2024年8月9日に愛知で開催された「超アリーナツアー2024」の初日に起ったステージ乱入事件についてまとめてみました。
- 事件の経緯と具体的な状況
- ステージに乱入できた理由と警備の問題点
- ファンや関係者の反応と今後の対策
それぞれ詳しく見ていきましょう。
※SNSでのライブレポを元に作成していますので、実際の状況と異なる場合があります。
ステージ乱入事件の経緯と具体的な状況
スーパーエイトのライブ中に、一般の観客がステージに乱入するという驚くべき事態が起こりました。
そもそも、アリーナクラスのライブなら警備もしっかりしているはずですし、なぜステージに乱入できたの?という疑問が沸くと思います。
実際の状況は、以下のようなものでした。
- センターステージ前に、カメラマン出入り用のフェンスがある
- そこから観客の金髪女性(20代くらい)がフェンス内へ侵入
- ステージ乱入者は小型の送風機を登ってセンターステージに上がった
- 乱入者はステージ上で観客を煽り、スーパーエイトのメンバーのいるメインステージへ走る
- (スタッフも止めないので観客は演出だと思う)
- メンバーの丸山隆平のマイクを奪い、「大倉、ちょっとこい」と叫んだ
- 近くにいた安田章大が穏やかになだめる中、気づいたスタッフがステージ乱入者を連れ去った
体感にして1分もない時間の中で、あまりにも堂々とステージに上がるステージ乱入者と、乱入者に動じず冷静に対処するスーパーエイトのメンバー、そしてなかなか出てこないスタッフに、観客の中には「演出の一部」だと勘違いした人も多かったようです。
しかし、ほどなくスタッフに羽交い締めにされて連れ出されるステージ乱入者の様子から、事態の深刻さがすぐに明らかになり、会場全体が恐怖と混乱に包まれました。
ステージに乱入できた理由と警備の問題点
今回の事件で、ステージへの乱入を可能にした要因がいくつか浮き彫りになりました。
警備体制の甘さや、想定外の事態への対応の遅さが指摘されています。
具体的には、以下のような問題点が挙げられています。
- カメラマン用の出入口の警備が不十分だった
→そもそもカメラマンしか通らない前提で作られている出入口。そこに警備がいたら撮影の邪魔になるなど、警備対象の場所ではなかった可能性大。
ステージ乱入者はカメラマンと言葉を交わしてカメラマンを越えてフェンス内に侵入したというが、カメラマンも事態を把握できていなかったと思われる。 - スタッフの対応が遅く、ステージ乱入者を即座に止められなかった
→最悪ステージに乱入されてしまったとしても、アーティストに近づくまでに時間があったのだから、接触するまでに止めるべきという声。 - 予期せぬ事態への準備が不足していた
→そもそもライブ会場自体が、スーパーエイトのファンが大半を占めているという性善説に基づいた空間であるため、会場にいた全員がステージ乱入なんて想像もつかずに静観してしまった。
今回はステージ乱入者が刃物などの危険物を持っていなかったから良かったものの、一歩間違えたらアーティストや観客にケガ人が出て大惨事になることもあります。
この事件を受けて、安全面が担保されないと今後のライブツアー日程を中止するなんてことにも発展するかもしれません。
元を正せば、そのような危険な行為をする観客がいなくなることが大前提ですが、スーパーエイトに関わらず、アーティストとファンの安全確保のためにチケット代が高くなってしまうというなら、喜んでお金払うファンも多いと思います。
安全性の確保はアーティストやファンにとっても重要な課題ですので、イベント主催者はより厳重な警備体制を整えて欲しいですね。
冷静な対応をしたスーパーエイトのメンバー達
今回のスーパーエイトのライブステージに観客の女性が乱入した事件に対して、ステージ上にいたスーパーエイトのメンバー達が、非常に冷静に対処していたと話題になっています。
特に、ステージ乱入者の近くにいた安田章大さんが、乱入者の目を見て「戻る?」「これはあかんで」などと諭しながら、肩を組んで誘導したり(ステージ乱入者はそれを振りほどく)など、非常に冷静かつ寛大な対応をしていたそうです。
ステージに乱入した女性を「不審者」「侵入者」ではなくスーパーエイトのファンとして見て、しっかり話せば分かってくれるはずという心理や、大事(おおごと)にして、乱入者の女性を悪者にしたくなかったのかなという気持ちが垣間見える対応に、「さすがだな」と感動しました。
侵入者が連行された後、安田さんが「生きてりゃいろいろあるから」というように会場を落ち着かせたり、村上さんが「うちらにはよくあることやから」「勝手に仕上がれ(という曲)をやった後だからって勝手にやられてもな」、大倉さんが「俺、何かしたかな?」と笑いを取りに行ったり、観客を必要以上に不安にさせることなく次の曲へ進行していた連係プレーも、さすが20年間さまざまな場数を踏んできたスーパーエイトだけあるなと素晴らしく思いました。
と同時に、身体が接触する程近くで説得する行為は、非常に危険でもありますよね。
今回は相手を傷つけるような武器・道具を持っていなかったから良かったものの、一歩間違えたら切りつけられていてもおかしくないような状況です。
安田章大さんの優しさと器の広さは十二分に伝わってきますが、自分の身を守ることを最優先して欲しいなとも思って心配してしまいますね。
▼安田さんのてんかん発作、一歩間違えたら命を落としていたかもしれない状況から救った友人は?
スーパーエイトライブ以外でもステージ乱入事件が多発
今回のスーパーエイトのライブステージ乱入事件以外に、スーパーエイトが所属するSTARTO ENTERTAINMENT社(旧ジャニーズ)の他タレント公演でも、今年に入ってステージ乱入事件が相次いでいます。
それぞれのステージ乱入事件をまとめてみました。
Hey! Say! JUMP 髙木雄也主演の舞台『東京輪舞』
2024年3月に行われた東京公演の千穐楽で、カーテンコールの際に赤いコートを着た女性客がステージに駆け寄ろうとしましたが、スタッフに取り押さえられて未遂に終わりました。
この女性は以前の公演でも最前列に座り、スタッフと揉め事を起こしていたとのことです。
WEST.の大阪城ホールでのコンサート
2024年3月31日に行われたWEST.のコンサートでは、アンコール後にキャノン砲から発射された銀テープを取るために、観客が立入禁止のバックステージに乱入しました。
この観客は柵を乗り越えてステージに侵入し、銀テープを拾ってポケットに入れていたところをスタッフに連行されました。
Snow Manの舞台『祭 GALA』
この件はステージ乱入ではありませんが、観客とのトラブルという点でピックアップします。
2024年4月に行われたSnow Manの舞台『祭 GALA』では、最前列に座っていた女性客が本人確認を拒否し、警察が出動する事態となりました。このトラブルにより、開演時間が1時間以上遅れることになりました。
SUPER EIGHTメンバーの過去トラブルは多々あり
今回のステージ乱入事件は大きな問題ですが、SUPER EIGHTのメンバーにとってファンが原因で起こるトラブルは初めての経験ではありません。
2010年4月には、メンバーの横山裕さんのソロライブ中に男性がステージに乱入してステージ上で土下座。
今回名指しされた大倉忠義さんは、デビュー前から長年にわたり、ファンによる過剰な行動に悩まされてきたのです。
どんなことがあったのか振り返ってみましょう。
横山裕はソロライブに男性がステージに乱入
2010年4月、SUPER EIGHT(旧:関ジャニ∞)メンバー横山裕さんのソロコンサート『横山YOUがヤっちゃいます~3 2010春』の初日公演で、思わぬハプニングが起きました。
アンコールの際、センターステージに若い男性ファンが現れ、
「僕、ジャニーズに入りたいんです!お願いします!」
とジャニーズ入りを懇願して土下座するという出来事が起こったのです。
この突然の乱入に対する横山さんの対応は、以下のようなものでした。
- 乱入者に優しく声をかけ、まずは立たせて落ち着かせる
- ユーモアを交えながら状況を和らげる
「どないしたん、大丈夫か。誰に憧れてるんや」
「そうか、オレに憧れてるんか。君なら顔もカッコいいし、入れるわ」
「オレだって入れたし、安田(関ジャニ∞・安田章大)ってやつも入れたからな(笑)」 - スタッフに適切に引き継ぐ
「この人めっちゃえらい人やから、この人に言ったらええわ」 - その後、観客の笑いを誘い、コンサートを続行する
「びっくりした~。マル(SUPER EIGHT・丸山隆平)かと思ったわ」
横山さんの冷静で思慮深く、また観客を不安にさせない笑いを交えた対応により、大きな混乱を避けることができました。
この時のステージ乱入者は「ジャニーズに入りたい」という目的を持って乱入していました。
大倉は過去20年ストーカー被害も
今回のステージ乱入者に名指しされた大倉忠義さんは、デビュー前から長年にわたり、ファンによる過剰な行動に悩まされてきたのです。
大倉さんの過去の被害経験について、詳しく見ていきましょう。
デビュー前からの被害
大倉忠義さんのストーカー被害は、驚くべきことにデビュー前から始まっていました。
1998年に発売された『ジャニーズJr.名鑑』には、既に大倉さんのキライなものとして「家についてくるファン」「しつこい女の子」が挙げられています。
大倉さんがデビュー前の10代の頃から、ファンの過剰な行動に悩まされていたことを示しています。
若いアイドルにとって、このような経験がどれほどストレスフルなものであったか、想像に難くありません。
デビュー前のジャニーズJr.時代から始まった被害は、以下のような形で続いていきました。
- 自宅や練習場への付きまとい
- プライベートな場所での待ち伏せ
- SNSなどでの過剰な情報収集と拡散
近年の被害状況
大倉忠義へのストーカー行為は、残念ながら近年も続いています。
2018年には、自身のブログで「執拗に追いかけてくる」「カバンの中にモノを入れられたり突然手を繋がれたり」などの被害を訴えています。
こうした行為は、明らかに一線を越えたものであり、アーティストの人権を侵害する行為だと言えるでしょう。
近年の被害状況としては、以下のようなものが報告されています。
- プライベートの食事の場への付きまとい
- 駅や空港での待ち伏せ
- 稽古場への不適切な接近
- SNSでの過剰な情報拡散
デビュー前の被害と大して変わりがありません。
20年以上もこのような行為に晒されていたとしたら、アーティストの日常生活に大きな支障をきたすだけでなく、精神的にも大きな負担となります。
スーパーエイトメンバーや他共演者からも指摘される酷さ
また、空港でファンが押し寄せてきた状況を、現場を目撃していたスーパーエイトの他メンバーから、
「今日も空港でひどかったよな」
「大倉のファンの子がずっと大倉にベッタリくっついてた」
と苦言を呈していました。
他の誰から見ても目に余る行為と言うことですよね。
2021年5月には、舞台の稽古中にも関わらず、ファンが稽古場に押しかける事態が発生しました。
大倉は自身のブログで、
「ストレス増幅罪」
「親の顔が見てみたい罪」
「共演者に何なの?って聞かれて説明しなきゃいけない情けない罪」
などと表現し、その苦悩を吐露しています。
共演者が戸惑って説明を求めるということは、よっぽど目立って演者たちの円滑な稽古を妨げていたということですよね。
このような状況が続くことで、大倉さんは「普通の人に戻る方がよっぽど楽だろう」「そろそろ限界だ」とも心境を話しており、そう感じてしまうのも無理はありません。
特に大倉さんは、その人を強力に惹きつける魅力からかこのような被害に遭いやすく、心を疲弊していることが分かりました。
ステージ乱入に対してSNSの反応
この事件を受けて、ファンや世間からはさまざまな反応が寄せられています。
特に、当日ライブ会場にいて現場を目撃した方は、その女性がステージ乱入者だと分かった時のショックと恐怖は大きいですよね。
トラウマになっても仕方ないレベルです。
多くの人が驚きと不安を表し、今後の対策を求める声が高まっています。
エイトのステージ乱入の現場に居たけど、マジでドッキリか何かの演出かと思ったぐらい普通にメンステに女の人立ってた その後普通にライブは進んでいったけど怖かったよ
ステージに乱入女いたってマジ!?
警備薄すぎやしないか? 乱入から捕まえるまでに数秒あるとしてもなんで演者がまず説得しに行ってんの?
ステージ乱入事件のあと大倉くん明らかに動揺してたしテンション上がり切らずで悲しげな表情残ったままだったからあの不審者の罪は重いよ(eighterも動揺したし怖かったし私のライブに集中できなかった時間も返してほしい)
「おい大倉」的な感じで途中謎の女がステージに乱入、、、 慣れてるからハプニングなんてって言ってたけど怖すぎた不安。スタッフさんメンバーを守ってあげて
エイトのメンバーもそうだけど、入っていたeighterの心のケアもちゃんとしないとだよ
センステ上って花道走ってメンステまで行ってメンバーのマイク強奪して会話する時間もあったんでしょ?どう考えてもスタッフの初動が遅すぎる。配置の問題なのかコンサートの流れ把握してなかったのか知らないけど、ちゃんと警備体制見直すべきだしメンバーが対応して一件落着で終わらせてはいけない
今回のスタッフの動きが遅すぎたのは事実なので、公演中のスタッフの配置や心構えや有事の際の対応については今一度気を引き締めて見直していただきたい
こんな常識外れの行為をする観客はそうそういないですが、その1人のせいでライブのルールがどんどん厳しくなったり、最悪の場合ライブ自体が中止になるなんてことがあったら、本当にやるせないですね。
スーパーエイトライブステージ乱入(観客) 何があった?なぜ上がれたか経緯や警備など徹底調査 まとめ
本当に今回はケガ人が出なくて不幸中の幸いでしたが、このような乱入を未然に防ぐために、主催者側も対策をしてくれたら良いなと願います。